山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

専門家、書籍から学ぶ

黒木登志夫先生の解析

黒木登志夫先生は私が尊敬する癌研究者であり、サイエンスライターでもあります。岐阜大の学長も務められました。新型コロナウイルスに関する情報を、様々な角度から解説されています。
5月27日 日本の不思議、千葉大の努力、他
5月21日 院内感染対策のための各病院の努力
5月13日 日本の対策の評価
5月6日 緊急事態宣言の効果
5月2日 基本の「キ」ウイルスとは
4月24日 死亡者数はもっと多いかも 
4月21日 対コロナ体制を考える 
4月17日 Imperial College of Londonの報告 
4月10日 BCG接種はコロナ予防にはできない 
4月5日 感染爆発近し
4月2日 BCG: イランvsイラク 西ドイツvs東ドイツ
3月30日 東京都の感染者数
3月28日 対数計算で考える

宮坂昌之招へい教授(大阪大学免疫学フロンティア研究センター)と木村正人氏の対談

宮坂先生のご許可を頂いてリンクしました。集団免疫、サイトカインストーム、自然免疫についてわかりやすく解説されています。

集団免疫
サイトカインストーム
自然免疫

川村孝先生の小括

川村孝先生は今年の3月まで京都大学健康科学センターの教授をされていました。うがいの効果や心肺蘇生では人工呼吸よりも胸骨圧迫が大切であることを科学的に示されました。新型コロナウイルスの勢いが一段落した段階で、今後の対策に向けて考察されています。PDFファイルを表示

コロナウイルスの研究者による著書

コロナウイルス研究に長年携わっておられる水谷哲也教授が「新型コロナウイルスー脅威を制する正しい知識」を刊行されました。読み応えのある解説書です。新型コロナウイルスついて、深く知りたい人は必読です!

ニューヨークの最前線で活躍される柳澤先生のウェビナー(米国時事通信社主催)

米国日本人医師会長の柳澤貴裕マウントサイナイ医科大教授が、ニューヨークのの現状を分かり易くお話しされています。
リンクはこちら(セキュリティーのため、氏名とメールアドレスの入力が必要です)

軽症者が病院外の施設で療養するとき、ビデオ診療やパルスオキシメーターが必須であると強調されています。日本では、軽症者用施設に入った人から、ビデオ診療やパルスオキシメーターは無く、精神的に非常にきつかったというお話を伺いました。初めての試みで担当者の方は大変と思いますが、改善をお願いできたらと思います。

医療従事者を守るため、押谷、長谷川、大曲先生と要望書を提出しました

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日本新聞協会会長 山口寿一殿
日本民間放送連盟 大久保好男殿

-みんなで共に、走っていこう-
新型コロナウィルス感染症対策に関する、研究者・臨床家から報道機関への要望書

現在、世界は新型コロナウイルス感染症の世界的流行に見まわれており、日本でも、多くのかたが感染し、また、外出自粛の影響で生活が困窮するなどの社会的影響にも苦しんでいます。このウィルスは未知であるがゆえに、人々の不安や分断を引き起こし、感染者に対する差別や偏見が高まっています。特に、もっとも感染リスクの高い医療従事者が、差別や偏見を受けるという残念な状況も起きています。また、そのような差別を恐れるゆえに、看護師が集団離職するなどの例もあり、医療崩壊の危険、特に地域医療における危機に拍車をかけています。
2002年のSARSで多数の死者を出した台湾や香港などでは、同じような経験から、このような新しい感染症が起こった時に、政府や専門家がどう国民に情報を伝え、またそれをマスメディアがどのように報道して国民の連繋を高めてゆくか、という仕組みを構築してきました。しかし日本社会は、SARSなどを免れた幸運ゆえに、「感染者の情報を社会がどのように取り扱い、報道機関がどのように報道し、差別や偏見を助長せずに危機を乗り越えるべきか」という議論を持つ機会がありませんでした。新型コロナウィルス感染症の克服には、社会の強い連繋が必要であり、政府・国民・医療従事者・報道機関など、みなが当事者として、共に課題を担いあうことが必要です。
山中、押谷、長谷川、大曲は、研究者・臨床家として新型コロナウィルス感染症に関わる中で、感染者への差別や偏見、特に医療従事者への差別や偏見を防ぐことが急務と考え、この要望書を出すことを決意しました。社会の連繋を強め、この未知の脅威に共に立ち向かうために、報道機関各社の皆様のご協力を仰ぎたいと願っております。

具体的には、以下を要望いたします。
・感染者によりそい、誰もが当事者になりうるという観点から、感染者に対する差別や偏見を防ぐための方策を、共にご検討頂きたい。
・とくに、診療を通じた医療従事者の感染や院内感染は、予防や対処がとりわけ難しい。というのも、すべての患者が知らずに感染している可能性があり、また医療従事者や患者が気づかぬまま感染し院内に拡大する危険があるからである。医療従事者や医療施設に対する差別や偏見を防ぐための方策を、共にご検討頂きたい。
・日本新聞協会・日本民間放送連盟および会員社で、今回の新型コロナウィルス感染症および将来の新興感染症の報道に関するガイドラインを作成して頂きたい。
・研究者や臨床家が、報道機関と具体的にどのように協力すればよいか、ご提言を頂きたい。

2020年4月24日
山中伸弥(京都大学教授)
押谷仁(東北大学教授)
長谷川好規(名古屋医療センター院長)
大曲貴夫(国立国際医療研究センター国際感染症センター長)

政府専門家会議副座長 尾身茂先生との対談 (3月5日)

尾身先生は感染症、地域医療、そして公衆衛生の第一人者です。WHOでもリーダーの一人として活躍され、SARSや新型インフルエンザの対応もされました。尾身先生から、新型コロナウイルスの特徴についてお伺いしました。対談にご協力頂いたGLOBISの堀義人さんやスタッフの方々に感謝します。
対談の中で、新型コロナウイルスに対して、人類は免疫を持たないとの発言があります。この場合の免疫とは獲得免疫のことです。ウイルス等に対する免疫は、初めての感染の時にウイルスを攻撃する自然免疫と、それぞれのウイルスを特異的に攻撃する獲得免疫があります。感染しても多くの人では症状が無かったり軽症で済むのは、自然免疫が関与しているかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=iE_g_StinjI&t=2040s

コロナウイルス研究者による提言

長年にわたりコロナウイルスの研究を行ておられる田口文広先生からの提言です。新型コロナウイルス感染を収束させるためには、感染者(特に無症候の方)の同定と隔離が重要であることを説明されています。私も、無症候者や軽症者のための専用施設を整備したうえで、安全な検査体制を強化することが必須と考えています。

田口先生の提言

宮坂昌之先生の提言

今が正念場、日本の運命を救えるのは、実は皆さん、あなた方なのです
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71358


国ごとの死亡者数(クリックで拡大)

実際の患者さんの診療にあっている呼吸器内科による解説本

日本赤十字医療センター呼吸器内科の出雲雄大部長と粟野暢康先生が監修編集されて3月11日に出版されました。2月末時点での正確な情報がわかりやすく解説されています。私も非常に勉強になりました。
クリックで拡大します

中国政府 新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン(試行第 7 版)

中学高校の同級生である村上秀明教授(大阪大学歯学部)から提供頂きました
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